皆様へのメッセージ 2004年7月25日のご報告 第2回・世界の水に愛と感謝を捧げる日(2004年7月25日)のレポート 「水への愛と感謝プロジェクト」代表の江本勝に代わりまして、レポートを書いております事務局長の根本です。 お陰様をもちまして、2004年7月25日(第2回・世界の水に愛と感謝を捧げる日)の「江本勝講演会」&「世界の水に愛と感謝を捧げるセレモニー」を大成功のうちに無事終了することができました。ここにご報告させていただきます。 前回のレポートでも触れましたように、今回私は、尾竹明宏、木津孝誠とともに、7月19日の夕方にリヒテンシュタインに入り、一足先にリヒテンシュタイン入りしていた江本代表夫妻と合流しました。 プロジェクトの趣旨に賛同してくださった皆さんから、毎日、数十の水が国際小包によってリヒテンシュタインの波動ライフ・ヨーロッパ宛に届けられました。毎日、郵便局に小包を取りに行ってくれた波動ライフ・ヨーロッパの現地責任者であるラスマス・ガウプ-ベルクハウゼン(Rasmus Gaupp-Berghausen)さんもビックリしていました。
7月22日は、皆さんよくご存じのように、江本勝の61回目の誕生日でしたが、世界中から続々と送られてくる水のひとつひとつが、あたかも江本の誕生日を祝うプレゼントのようでもあり、江本もとても感激していました。 アメリカのアリゾナ州から、ルース・ジョイ(Ruth Joy)さんとジニー・マイケルズ(Jeanne Michaels)さんがボランティアとしてお手伝いに来てくださいました。ルースさん、ジニーさん、そして江本和子夫人の三人で協力しあって、世界中から送られた水に番号を付け、採取地や採取者の一覧表を作成してくださいました。 ひとりで一番たくさんの種類の水を送ってくださったのは、私たちのよき友人であるアメリカはミズーリ州のシルバースター(Silver Star)さんです。なんと14種類もの水を送ってくださいました。二番目は10種類の水を送ってくださったワシントン州のフィリス・フォン・ミラー(Phyllis Von Miller)さん、三番目は9種類の水を送ってくださったミネソタ州のテリー・ピーターソン(Terri Peterson)さんでした。テリーさんには、江本勝のアメリカ講演で大変お世話になりました。 研究所宛に送付された水の種類は、最終的にはちょうど200種類となりました(水のリストは こちら)。 7月25日当日は、数日前の天気予報によれば雨天になるはずでしたが、綺麗に晴れ渡りました。午後2時から、地元の公民館で江本勝代表の講演会がスタートしました。当初、一体何名ほどの方が講演会に来てくださるのか、まったく予想がつきませんでしたが、実際に蓋を開けてみると用意した席数の300にほぼぴったりの人数の方々が来てくださいました。 今回は江本の講演としては初めての試みとして、30分間の休み時間を挟みつつ、前半1時間30分、後半1時間という長丁場の講演会となりました。江本代表も大いに張り切って熱弁を振るい、途中で帰る人もなく、皆さん熱心に話を聞いてくださいました。リヒテンシュタイン国内で初めての江本勝講演会でしたが、大成功でした。 講演会終了後、私たちはすみやかにセレモニー会場に移動して、会場の準備に取り掛かりました。スピーカーとマイク、そしてホワイト・ボードを設置し、テーブルを運び入れてその上に世界各国から送られた水を番号順に並べました。 中央ステージの前に小さな台をおいて、その上に陶器でできた丸く平べったい容器を置きました。世界中から送られた水を順次注ぎ入れて、ひとつに混ぜていくためのものであり、ラスマスさんが用意してくれました。生け花を生けるために使うことができるような重くしっかりとした容器です。 開始時間を予定よりも30分遅らせて、午後7時半から、ここボンゲルト広場にて、いよいよ第2回の「世界の水に愛と感謝を捧げるセレモニー」を開始することとなりました。 根本が英語で進行役を務め、江本代表の講演のドイツ語通訳として今まで何度も私たちを助けてくれたウルス・ルースリさんがドイツ語へと通訳してくれました。ルース・ジョイさんには、セレモニー半ばで誘導瞑想をリードしてくださるようにお願いしました。
今回のセレモニーの目的は、世界中から送られた水をひとつに合わせて、その水に対して参加者全員で愛と感謝の祈りを捧げた後にライン川に流すことにあります。 ルース・ジョイさんは、「ライン川に水を流すならば、まずライン川自体にその許可をもらうべきではないか」、と考えて、その日の朝に実際にライン川に問いかけてみたそうです。そしたらライン川は、「ビッグ・イエス!」(大賛成!)と答えてくれたそうです。彼女の話に大いに勇気づけられて、私たちは水合わせのセレモニーを開始しました。 まず、当日水を持参してくれた人に、その水の採集地をホワイト・ボード上に書いてもらい、それからコップ半分くらいを目安として、順次、平皿の容器に水を注いでもらいました。この時、参加者全員に分かるように、持ってきてくださった方ご自身で、マイクを使って、水の採集地をアナウンスしてもらいました。世界の様々な水が集まりました。ルルドの泉の水も含まれていたのが、とても印象的でした。
当日参加者の皆さんが持参してくださった水は全部で51種類に及びました。私たちは当日これほどたくさんの方々が水を持ってきてくださるとはまったく予想していませんでした。とても嬉しい読み違いでした。 次に、テーブルの上に並べられた世界中から送られた水をひとつに合わせていく段となりました。 参加者全員に手伝ってもらいました。送られた水のひとつひとつを集まってくださった方々のひとりひとりに手渡して、順番に平皿の容器の中へと水を注ぎ入れてもらいました。それぞれの水の採集地をルース・ジョイさんがマイクで順番に読み上げてくれました。 最後から二番目の水は、6月16日に日本の広島で開催された「地球先住民ひろしま会議」の中で行われた「水合わせ」の儀式において捧げられた水です。実行委員の岸本敏広さんから頂きまして、私がリヒテンシュタインに持ってきました。江本夫人の手によって、容器の中に注がれました。 一番最後の水は、スロベニアから車を運転して駆けつけてくれたアレス・ナグラス(Ales Naglas)さんが持ってきてくれたスロベニアの水でした。アレスさんもまた、ルースさん同様に、昨年のイスラエルのガリラヤ湖畔でのセレモニーにも参加してくれて、私たちを助けてくれた方です。記念すべきこの一番最後の水は、江本代表みずからの手によって、容器の中に注がれました。
すべての水が合わさった時に、ちょうど水の量はほぼ容器一杯になりました。こうして、南極大陸を除く六大陸にまたがる29ヶ国から採取された合計251種類の水が容器の中でひとつになりました。 この水合わせの儀式は実に単純な作業の繰り返しでしたが、世界各地で採集された250を越える種類の水が、ここリヒテンシュタインのセレモニー会場でひとつに合わさっていくという光景はとても感動的なものでした。 新しい水が注がれる度に容器の中で僅かに波立ちながらも、やがて波紋は確実に収まり、水は水同士、何の障害もなく見事に一つに融合・統合されていきます。地球上の生命は水を通じてすべてひとつに繋がっていること、すなわち「ワンネス」を象徴的に示しているようでもあり、実にリアルに「ワンネス」そのものを現している光景としても感じられました。 私たちのプロジェクトに共感して、それぞれの場所で採集された水と、その水を採集してくださった方々の思い、そしてそれが水を通じて国境や人種・宗教・文化・主義主張などの違いを越えた次元で、ひとつに合わさっています。まったく予期してなかった不思議な感動が込み上げてきました。 それから参加者の皆さんに呼びかけて、互いに手を繋いで広場全体を囲む大きな一つの輪を作りました。 ルース・ジョイさんの誘導瞑想によって、みんなの心がひとつに繋がりました。そしてみんなでひとつに合わさった水に向けて、 「お水さん、ありがとう」 という愛・感謝・尊敬の3つの言霊をドイツ語で唱和しました。 静かに時間が流れていきました。 参加者の皆さんに呼びかけて、フランス語やイタリア語、スペイン語など、ドイツ語以外の言語での同様の祈りをリードしてもらい、皆で一緒に唱和しました。最後に江本所長が日本語で発声し、皆で日本語の言霊を繰り返しました。 引き続いて江本代表が、ベートーベンの「歓びの歌」を歌いました。皆、ハミングで、あるいはドイツ語で一緒に歌ってくれました。他にも後を継いで、何人かの人々が歌を歌ってくれました。 イギリスから来たサウンド・ヒーラーのニッキ・ウィリアムズ(Nikki Williams)さんも、倍音を駆使しながら、心に響き渡る素敵な歌を歌ってくれました。ニッキさんはサードアイ・ヴィション・フィルム(Third Eye Vision Films)という映像製作会社のスタッフでもあり、今回のセレモニーの映像を記録してくれました。 こうして合わせ水に、私たちの祈りと歌が捧げられました。 この時、私は、「この水は今世界で一番幸せな水ではないでしょうか。先ほど水を合わせただけの時と比べると、気のせいかとても波動が高くなったように思いますが、皆さんはどのように感じますでしょうか」と皆さんに問いかけました。何だかそれは独り言のようでもありました。 IHM結晶写真撮影班のリーダーである木津さんの手によって、採水用の清浄なガラス瓶の中に結晶写真撮影用の水が採取されました。次に、広場の端につくられた噴水に注ぐための水が採取され、最後にライン川に流すための水が採取されました。 広場の端にある噴水の回りを皆で取り囲みました。私たちの愛・感謝・尊敬の波動が込められた水が、江本勝代表の手によって、噴水に注ぎ入れられました。この時、江本所長はリヒテンシュタインという国とリヒテンシュタインに住んでいる人々に対して、感謝の言葉を捧げました。噴水に注ぎ込まれた水は、世界中の人々から送られた愛と感謝の波動を携えて、リヒテンシュタイン全土にしみわたっていくことでしょう。 それから私たちは、ライン川の河畔に向かいました。日は完全に暮れて、上弦の月が上空に美しく光り輝いていました。 ライン川の河畔で、あたかもこの合わせ水の波動を余すことなく感じ取るかのように、江本所長は水を入れた瓶をしばらく自分の頭の上に載せていました。 集まってくださった方々全員で、再びこの水に対して、 「お水さん、愛しています」 と3回、ドイツ語で唱和しました。 ラスマスさんの手によって、合わせ水がライン川に注がれました。美しい弧を描いて、水はライン川へと吸い込まれていきました。ライン川はリヒテンシュタインを通り抜けた後、オーストリア、ドイツ、フランスの国境付近を流れて、ドイツとオランダを横切り、最後には北海へと流れていきます。そして地球全体の水に繋がっていくのです。
水分子を通じて、愛と感謝の祈りが光となって、世界の隅々にまで運ばれていくヴィジョンが見えるようでした。 最後に河畔で集合写真を撮影して、セレモニーは終了いたしました。
私たちプロジェクトからの呼びかけに応じて、リヒテンシュタインでのセレモニーに参加してくださった皆様、世界中から水をリヒテンシュタインの研究所に送ってくださった皆様、そしてそれぞれの形で世界の水に愛と感謝を捧げてくださった皆様、すべての皆様に、水への愛と感謝プロジェクトを代表しまして深く感謝申し上げます。 ありがとうございます。 会場の後片付けをした後に、会場のすぐ向かいにある地元のレストランで、内輪だけの夕食会を兼ねた打ち上げとなりました。 皆さんに一言ずつ、感想を聞きました。皆さん口を揃えて、とても感動したセレモニーだったと言ってくれました。エンジェル・ヴァレー・ミニストリーを運営しているアリゾナ州セドナから来られたハミルトンさん夫妻のご主人のマイケルさんは、「ワンネスということを深く感じることのできたセレモニーで、人々が互いに繋がっていることを本当に感じることができました」と言ってくださいました。夫妻と一緒に仕事をしているジニーさんが、「彼は普段はこういうことを言う人じゃないのよ」と言ってくれたことで、「ああ、本当に今回のセレモニーが、とても深いところで人々の心に影響を与えて、水を通じてワンネスを体感させてくれたんだなあ」と感無量になりました。 最後に江本夫妻が泊まっているホテルのレストランで乾杯をしました。
日本に戻ってから、世界中から送られた251種類の水を合わせたものと、さらにその合わせ水に対してセレモニーの参加者全員で愛・感謝・尊敬の祈りを捧げた後の水の両方について、IHM総合研究所で結晶写真を撮影しました。ただし、集められた水には硬水が多かったために(塩分濃度が高いと物理化学的な理由で結晶ができなくなってしまいます)、波動転写機MRAを使って蒸留水に波動転写し、その転写水を試料として使いました。 世界中から送られた水を合わせた水は、ご覧のように一部が途切れて中央が空洞化した部分的な結晶となってしまいました。世界の現状においては、まだまだ何かが欠けているのでしょうか。 一方、参加者全員で祈りを捧げた後の水は、見事に隙間のない六角形の結晶構造を示してくれました。愛・感謝・尊敬の波動が捧げられたことによって、空洞も満たされたようです。 7月25日当日には、リヒテンシュタイン以外にも少なくとも14ヶ国、66ヶ所以上の場所で、「世界の水に愛と感謝を捧げるセレモニー」が開催されました。主催者の皆様方、参加者の皆様方に御礼申し上げます。 また、今回アメリカ合衆国から100種類もの水がリヒテンシュタインに届けられました。これはグローバル・メディテーション・ネットワークのバーバラ・ウォルフさんのご協力によるところが大きいと思います。深く感謝いたします。 ありがとうございます。 根本 泰行
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