イスラエル訪問記

イスラエル現地調査報告記(2)

10月30日(水)

アナエルさんとサリーさんの案内で、ドロシーさんやロージーさんとともに、皆でガリラヤ湖を一周するツアーに出かけました。後で聞いた話ですが、ガリラヤ湖は心臓の形をしているので、イスラエルのハート・チャクラと言われているのだそうです。 下の航空写真を見ると、その形が分かると思います。また北部からヨルダン川がガリラヤ湖に流れ込み、ガリラヤ湖から再びヨルダン川として水が南部へと流れ出て、死海にまで至る様子がよく分かると思います。ちなみにガリラヤ湖の水位は海抜約マイナス200メートルであり、死海の水位は海抜約マイナス400メートルとのことです。


イスラエルの航空写真 EarthRISE
(http://earthrise.space.com/)より

私たちは、まず「山上の垂訓教会」を訪れました。この教会は、ガリラヤ湖を見下ろす小高い丘の上に建っています。このあたりでイエス・キリストが、「さいわいなるかな、心の貧しい人…」で始まる有名な「山上の垂訓」を説いたとのことです。


山上の垂訓教会

2000年3月24日にはローマ法王ヨハネ・パウロ2世がこの教会を訪れました。その時の写真が教会の壁に貼ってありました。


山上の垂訓教会を訪れたローマ法王

山上の垂訓教会からガリラヤ湖を見下ろすことができます。この辺り一帯は本当にのどかで平和な波動に溢れています。この辺りの土地が持つ磁場のせいなのか、それともイエス・キリストが2,000年前にこの辺りを歩いたためなのか、おそらくその両方の原因なのでしょうが、まさに「聖なる土地」と呼ぶにふさわしいところだなあ、と感じました。


山上の垂訓教会から眺めるガリラヤ湖

アナエルさんが、ユダヤ教の聖所である「ミクヴァ」と呼ばれる水浴び場に皆を連れて行ってくれました。下の写真にあるように石で組まれた小さな直方体の“ほこら”のようなものなのですが、中には水が溜められています。石の階段を一歩一歩下りていきながら、身体全体を水の中に沈めるのです。これによって、不要な過去のエネルギーをすべて浄化し、新しいエネルギーを受け入れる準備をするのだそうです。


ミクヴァと呼ばれるユダヤ教の水浴び場

中の水は実際には少しずつ流れていました。そのため思ったほど汚くはないのですが、水はしっかりと濁っていました。その上、3cmほどの大きさの魚が何十匹という単位で、群をなして泳いでいました。かなり覚悟が要りましたが、結局私たちは全員、この水の中に身を完全に沈めて、身体全体を浄化しました。まず女性が入り、次に男性が入りました。水から出て身体を拭くと、確かに身体全体が浄められたように感じました。とても爽快な気分になりました。


ミクヴァの内側

次にアナエルさんは、小さな滝に連れて行ってくれました。ガリラヤ湖の水際近くから、水が豊富に湧き出していてその流れが滝になっているのです。皆、水着になって、無邪気に滝に打たれて遊びました。


ガリラヤ湖の湖畔にある小さな滝

この滝の水は、サラサラとした流れを作って、ガリラヤ湖へと吸い込まれていきます。本当に穏やかで平和な光景です。


湖畔の滝からガリラヤ湖へと続く水の流れ
緑の茂みの向こうにガリラヤ湖が見える

この流れ沿いに石の上を伝って、ガリラヤ湖まで歩いて行きました。目の前にガリラヤ湖全体を眺め渡すことができました。以下の3枚の写真で、ガリラヤ湖の広がりを感じて頂ければ幸いです。左から右へとカメラを移動させながら撮影しています。


ガリラヤ湖(1)

約2,000年前にイエス・キリストは水の上を歩きましたが、それはまさにこのガリラヤ湖上でのことでした。嵐を静める奇跡を行ったのもこの湖の上でのことです。また、ペテロとアンデレという兄弟をイエスが最初の二人の弟子にしたのも、このガリラヤ湖の畔でのことでした。彼らはこの湖で魚を採る漁師だったのです。また、ある時イエスが説教をしていると、五千人もの人々が集まっていました。その時、五切れのパンと二匹の魚しかなかったのですが、イエスはその僅かの食料を増やして、五千人すべての飢えを満たすことができた、と言われています。それもガリラヤ湖の畔での出来事でした。 下の写真に写っている対岸の彼方の山並みはヨルダン川の東岸になり、ヨルダンという国の領土です。


ガリラヤ湖(2)

下の写真はほぼ南に向かって撮影したものです。ヨルダン川はこの写真に写っている湖の部分の一番奥の突き当たりの辺りからガリラヤ湖を流れ出て、死海に至ります。


ガリラヤ湖(3)

下の写真はガリラヤ湖の水面を上から撮影したものです。小さな魚が泳いでいましたが、残念ながらこの写真には写っていません。


ガリラヤ湖の水面

ガリラヤ湖の水の中に身体を沈めて、ゆっくりと泳いでみました。雲一つなく晴れ渡った明るい日差しの中で、水は生暖かく感じました。のどかで平和な光景でした。母親の胎内で羊水に浸かっているような優しい気分になりました。 ガリラヤ湖の波動を思う存分に身体の中に取り入れた後、車で北に向かい、レバノンとシリアとの国境近くにあるゴラン高原をドライブしました。深くて壮大な渓谷になっているところがあり、国立公園の一部に入って崖沿いを飛ぶ鷲の様子を見学しました。昼過ぎには、サリーのスタッフの一人であるハナンが住んでいるキブツで私たちは遅い昼食を取りました。野菜や鶏肉などの食材は自然のままの味を保持しており、味付けも素晴らしく、とても美味しかったです。


食事を終えて、いよいよリードマン国際カレッジのティベリアス分校に向かいました。ティベリアス分校は、ガリラヤ湖で一番大きな町であるティベリアスのさらに南5キロメートルほどのところに位置しています。ティベリアスという町そのものは、ホテルがたくさんあって、商店が建ち並び、少し雑然とした印象を受けたのですが、ティベリアス分校のキャンパスのある辺りは自然に囲まれていてとても良い感じでした。キャンパスの中も、芝生が綺麗に植えられていたり、薔薇のアーチが作られていたりと、配慮が行き届いています。


ティベリアス分校のキャンパスの様子(1)

この日午後4時からキャンパスの小さなホールで、「水への愛と感謝プロジェクト」のプレゼンテーションの機会を作って頂きました。ドロシーさんもロージーさんもそのまま参加してくれました。平和運動家のハギトさんもここで再度合流してくれました。一般の参加者は外部から三人くらいかなあ、と思っていたのですが、予想に反して全部で15人くらいの方々が来て下さいました。


ティベリアス分校のキャンパスの様子(2)

この時、ガリラヤ地方の次期市長候補の人や、ガリラヤ湖の水行政の責任者、近くのキブツの代表の方などが来られていたようです。この辺りの政府関係の人々をよく知っているハナンがいろいろと連絡を取ってくれたようです。


ティベリアス分校でのプレゼンテーションの様子

ノート型パソコンをビデオ・プロジェクターに接続し、パワーポイントで作成したスライドをスクリーンに映し出しながらプレゼンを行いました。但し、プロジェクターの解像度が粗かったので、結晶写真の質はまあまあでしたが、それでも外部から来られた方々のほとんどが結晶写真を見るのは初めてでしたので、皆さん、とても感動してくださいました。


プレゼンテーション後の集合写真
向かって右から、アナエルさん(ガリラヤ湖の畔でB&Bを経営)、
ビルさん(イギリスから来たヒーラー)、
ロージーさん(ドロシーの友人)、
ハギトさん(イスラエルの平和活動家)、
アヴィノアムさん(サリーのスタッフの一人)、
サリーさん(リードマン国際カレッジの校長先生)、
ドロシーさん(フィンドホーン創立者の一人)、私

プレゼンが終わって、質疑応答の時に、ティベリアス・キャンパスのマネージャーであるニッツァという名前の女性が「今イスラエルは水不足で大変なのです。何か今、私たちにできることはありませんか?」と質問してきました。例年ならば、もう雨が降り始めて、野の花々が満開になっているはずが、今年はまだ一滴の雨も降らないので、ガリラヤ湖の周辺は枯れ草だらけなのです。


ティベリアス分校の責任者のニッツァさん

そこで私は11月25日の計画について触れて、「11月24日にドイツのアウグスブルグで 波動シンポジウム があり、江本勝がメイン・スピーカーとして招かれています。日本では11月25日に当たります。そしてドイツと日本の間でお互いの水に対して、そしてさらには世界の水に対して、愛と感謝の想いを送る計画を立てていますが、それにイスラエルも加えるのはどうでしょうか。日本とドイツから、そしてまた世界中から、イスラエルに雨が降るようにとの想いで、水に対して愛と感謝の想いを送りたいと思いますが、いかがでしょうか」と提案しました。 ニッツァさんは大賛成してくれました。この件についてドイツの 波動シンポジウム の主催者の一人であるコンラッドさんにも簡単に打診しましたが、「喜んで」とのことでした。この11月24日と25日の結果につきましては、別のページでご報告します。 ともかくも、私にとってまったく初めての英語でのプレゼンテーションであり、しかもイスラエル国内で行ったのですが、お陰様で皆さん熱心に聞いてくださいました。とてもありがたいことでした。 プレゼンの後、ドロシーさんとロージーさんはワークショップのために再びエルサレムに戻り、私たちはアナエルさんのB&Bに連続して泊まりました。

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