宮崎みどりさんによる月刊Hado9月号の記事 美内すずえさんとともに「世界の水に愛と感謝を送るセレモニー」in 琵琶湖レポート JAPAN(琵琶湖・竹生島) 2003年7月25日、本誌主幹・江本勝氏の呼びかけに答えて「水への愛と感謝プロジェクト」が世界各地で開催されました。まず先陣を切ったのは25日の日の出が一番早い「日の出ずる国」日本からです。
周囲2kmという小さな島が会場となるため、多数の応募者の中から抽選で200名の参加者に限定させて頂きましたが、おかげさまで無事セレモニーを終えることができました。抽選にもれた読者の方々にこの紙面をお借りしてご報告させて頂きます。 文・構成=宮崎みどり 早朝の祈り「禊」 準備のため前日から島に入っていた美内さんとスタッフ、奉納者たち約50名は、今日1日のセレモニーの成功を祈願して午前3時に起床し、生嶋宮司のご指導の下、湖で禊をすることになりました。 「湖上での祈り」 無事に禊を済ませて午前4時に港に移動、神社のクルーザー2隻と漁船3隻に分乗し、湖上での祈りに出発です。私たちは湖の真ん中の予定の場所で流されないように互いの舟をロープでしっかり結び合いながら日の出を待ちました。
湖上は風が強く、上空は一面の雲に覆われていました。ところが全員で般若心経を唱和して「水への愛と感謝の祈り」を始めた頃には東の空が少し明るくなり、あきらめていた太陽がわずかに雲間から見え隠れしはじめたのです。
【第1部】竹生島神社でのセレモニー 午後3時からは、神社の境内に会場を移します。この頃には、水への祈りを一緒にしてくださる参列者の方々、約200名がぞくぞくと船で竹生島に渡ってこられました。狭い神社の境内は本殿の階段の上まで人であふれかえり、熱気が充満しています。
薄日の射すなか、龍神太鼓と巫女神楽、美内さんの挨拶でセレモニーが始まりました。世界193カ国の国旗を使い、それぞれの国の平和を祈ると共に「世界中の国の水が清く美しくありますように。ありがとうございます」と全員で大唱和します。
引き続き、神楽舞、古典フラダンス、バリ舞踊や、サントゥール、石笛の演奏があり、ケルトの古歌「祈り」、地唄舞「珠取海士」、日本舞踊「竹生島」などの華やかな芸能が舞台で奉納されました。 【第2部】光と音霊による祈り 午後7時を過ぎすっかり日が落ちた頃、キャンドルアートがスタートです。境内にろうそくの火が灯り、暗くなった琵琶湖を背にして幻想的な光がゆらめきます。美内さんの誘導で参加者全員が声を出し、シンセサイザーで演奏される水への賛歌「聖水母」との競演です。
「三好良社」の小見寺孝子さんたちがリサイクルのアルミ缶に水を入れて作った心地よい水の音の出る楽器「神鈴水」が全員に配布されます。それを耳元で振り、水の音色を聞きながら声を空に向かって発していると、音霊が波動となって広がり、響きあいながら真っ暗な湖面を風に乗り上昇して行きました。
profile みうち すずえ Suzue Miuchi 以上の記事は、月刊Hado誌9月号に宮崎みどりさんが書いてくださったものです。 水への愛と感謝プロジェクト事務局・根本 泰行 |
Copyright (c) 2002 - 2005 Project of Love and Thanks to Water |