波動時評

月刊「波動」4月号掲載予定原稿

以下は月刊「波動」4月号に掲載予定の江本勝の原稿であり、4月の初めに印刷される内容のものですが、それに先立って皆様のために特別に当HPで紹介いたします(根本)。

イスラエル行き

この原稿が皆さんのお手元に届く頃、私はイスラエルにいるはずだ。7月25日の本番を前にして現地の人たちとリハーサルをかねた講演会を行い、当日の企画をどう進めてゆくかを協議するためだ。もちろんイスラエルは初めての訪問だ。テルアビブ空港から入るのだが、愛と感謝プロジェクトの根本泰行事務局長の話によれば、彼は昨年の秋視察のために現地に赴いたのだが、そのときですら超厳重な荷物チェック、ボディーチェックが行われて辟易したと言う。

アメリカのこの1ヶ月の出方によってはそれはもっと凄いことになるだろうし、外国人の入国は一切禁止されるようになってしまうかもしれない。

正直言って今この時期にかの地に行くことは億劫だ。少し怖い気もする。でも行かなければならない。みんなが待ってくれているし何よりも、私の本“水からの伝言”のヘブライ語版がその頃には出来ていてご主人様である私を待ってくれているだろうからだ。

考えても見て欲しい。“水からの伝言”が旧約聖書と同じ言語ヘブライ語で出版されるなんて、著者としてこんなにエキサイティングなことはない。いったい、今までどのくらいの日本語の本がヘブライ語で翻訳出版されたと言うのだろうか。きっと、禅や密教関係の宗教書や、歌舞伎、茶道、浮世絵などの芸術関係の書を除いてはあまり無いのではないだろうか。

しかも私はまったく無名の日本の1市民。誰かが私の本を最初に見て「これは21世紀のバイブルだ」と言ってくれたことを思い出す。私は不勉強で聖書を読んだことは一度も無いが、「最初に言葉ありき。神は言葉によって宇宙を作られた」というくだりから始まっていることぐらいは知っている。そしておそらくその説くところの根底は“愛・感謝”なのだろう。“水からの伝言”の中で私が一番皆様に申し上げたいことと相似であることは間違いないと思う。

そんな本・写真集を引っさげて私はその説くところの原点に求められて行く。こんなに幸せなことは無い。しかも今、世界平和を維持してゆくについて、大きな鍵を握っている国へと。聖書の原点に立ち返っての“愛と感謝”の想いを視覚的に彼らのDNAに訴えることが出来たら、たとえどんな目にあっても悔いは無い。

コ・インシデンス

新しいバイブレーション技術が完成したと言うので久しぶりにカリフォルニアに来ている。サウンドエナージーシステムと言って、7〜8年前に日本の静岡の医師渋谷直樹氏によって初めて日本に紹介された技術である。私も縁あって今から4年ほど前に1台購入している。しかし、まだ日本語ヴァージョンが無くそのため普及しにくいのでコンセプトは素晴らしかったのだけどそのままにしておいた。

2月13日(木)ロサンゼルス空港でレンタカーを借りて彼のオフィスのあるところへと、ヴェンチュラフリーウエイを走ってゆく。そして途中で何度もこの道を走ったことがあることに気がついた。そうだ16年前僕はこの道を走ってMRAの開発者であるロナルド・ウエインストック氏(このところ5年彼は行方不明で消息は知れない)のオフィスに行ったのだった。そしてそれから私の運命が大きく変わったのだ。まさしく彼のオフィスのあるフリーウエイの出口から30分ぐらいのところに新しい彼、ロバート・ロイ氏のオフィスはあった。歴史は繰り返される、と私は何か大きな予感に包まれて彼の完成した技術の話を聞き始めたのだった。

結果は予期した以上のものであった。この件についてはまた改めて同行した根本泰行君から詳しく報告があると思うが、ロバート氏はこの技術を神からの暗示で得たこと、それは35年も前からのことで、良いコンピューター技術者を得たことでつい最近完成したこと。私と最初に会ったのは4年前なのだがその間結果として私をじっと待っていたこと、この技術は二人のコンビで世界平和の達成のためにこそ使われるべきものである事などを、彼は熱っぽく話し、私は私でそれに共鳴し、そしてそれは私が今展開している“世界の水に愛と感謝を捧げようプロジェクト”に無くてはならないものであることを直感的に悟ったのだった。

17日にロサンゼルスのニューオータニ・ホテルで再会を約し、私たちはホテルに向かった。14,15,16日と何も予定は無い。それではゆっくりと原稿でも書こうと思いながらホテルに着くといろいろな連絡が私を待っていた。

まず17日の夜にロサンゼルスにいる仲間たちが7人ほど来てくれて小パーティーを企画してくれるとのうれしい電話。そしてサンフランシスコに住まわれている鯉沼さんと言う女性からの連絡で、14日の夜に彼女の友達で今度“水からの伝言”のポーランド語版を出版してくれることになったアダムさんが、私と会いたいという、願っても無いご連絡。さらに東京からの連絡で、以前から映画関係の仕事で私に連絡をしてくれていたカナダ・バンクーバー在住の脚本家ピーターさんが15、16日にはロスにいるので私に会いたいという。あっという間にポジティブな方々との約束が、しかも私が大変会いたいと思っていた方々との約束が出来てしまったのだった。

今これを書いているのは16日の夕方、アダムさんやピーターさんとの楽しい充実した食事や面談を終えた後のことだ。明日は再びロバートさんに会い、夕方には久しぶりにロスの仲間たちと会える。18日には日本に飛び立ち20日からまた過激なスケジュールが待っているが、なんともいえない今のこの気持ち。ちょっとお伝えしておきたい。

結果として今回お会いした人はみなすべて平和に向けての同志であると思う。みんな同じことを思っている。それぞれの専門分野は違うけれど、何でこの人は僕と同じことを考えているのだろうと不思議なくらいである。そしてそのコ・インシデンス性、偶然とは思えない。僕はロバートのようにコイルを巻く技術などを神からの啓示として受けたことは無い。でも見る夢はとても酷似している。世界がおしまいになる夢とか、空を自由に飛んでいる夢とか。

アダムは最初自分からオランダにいる僕の娘宛に版権を譲り受けたいと言ってきた。それを姉は日本で私達とともに働いている弟に託した。その頃ポーランドからの別の出版権譲渡の話があり、私たちはそこに決めていた。しかし弟はアダムさんとメールでやり取りするうちにアダムさんを気に入り、そしてアダムさんの古くからの友人であるサンフランシスコに住む鯉沼さんの熱心なサポートもあって、また先約したところが期限を大幅に過ぎても契約書を送ってこないので、彼の強い助言もあってアダムさんに切り替えたばかりのことであった。

そのアダムさんがなぜ今アメリカに来ているのかを聞いたところ、有名な小説“アルケミスト”のミュージカル化のためにアメリカのプロデューサーとの打ち合わせのためだと言う。そしてつい最近この小説の作家であるパウロ・コエーリョ氏と会って、僕の話をしたと言うのだ。僕は去年の3月彼(パウロ氏)が日本に来た時に5分ほど会っていて僕の写真集を渡している。ちゃんと覚えてくれていたわけだ。

ピーターも最初はオランダにいる娘のところにメールをしてきた。娘からそのメールの転送を受けた私はその内容がとても気に入り、社員の一人に大事にコンタクトするようにと言って折衝を任した。その連絡が良かったのだろう。彼はこの時期に私がロスにいることを知り、東京経由で面会が実現したのである。

彼の構想は大変ロマンチックで大掛かりなSFの映画化であった。もう8年もそのシナリオを暖めていて、“水からの伝言”に出会って最終的な案が決まったと言うことだ。その思想はまったく僕のそれとよく似ており、驚きの連続であった。東京からビデオ版も注文してそれを友人の日本人の翻訳家の女性に見てもらったところ、彼女が感動のあまり泣き出したと言う話を聞いて、私の胸も熱くなったのだった。

このように私の赴く先には“水からの伝言”のおかげで、心を1つにする素晴らしい才能を持った同志が運命的に、まるで神の取り計らいのように待ち受けてくれるようになっている。私はますます自分の使命・役割を強く感じ、また彼らとの出会いによって来るべき世界平和の実現化に大きな自信と光明を持つようになってきている。たとえまた中東で悲しむべきドンパチが始まってでもある。

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